It's About the Bike!
サイクリング、レース、自転車通勤、海外、ヒルクライム、とりあえず何でもやってみて、今はマイペースで走ってます。
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Author:ショーゴ
気ままに走ってます。
初号機:FELT F90→友人に譲渡
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羊をめぐる冒険 第1ステージ Christchurch~Methven 92km その3
ホロラタから先の道は気付かないくらいのゆるい上りが続く。お尻が少し痛くなってきた。僕の場合はゲル入りサドルのせいか、普段はパッドなしのレーパンでも問題ないんだけど、大きな荷物の重さとアップライトなポジションのせいでお尻に負担がかかってしまってる。最初は腰への負担を心配してたんだけど、こっちにきたか。

風景もやや単調で飽きてきたなぁと思いながら急な下りに差し掛かった途端、視界がぱっと開けた。
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今日の唯一といっていいアップダウンのラカイア・ジョージ(Rakaia George)に来たようだ。エメラルド・グリーンがかったブルーが美しい川が流れる。
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白く塗った木の手すりがついた橋のあたりに遊びに来た人たちがけっこういる。川面までは十数メートルあるんだけど、やんちゃなティーンエージャーの何人かがが飛び降りた。そのグループとは別のおとなしそうな女の子まで「この下って十分深い?大丈夫?」とか聞いて、「じゃあ」って感じでひょいって飛び降りる。その様子がなんだか可笑しい。
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そんな様子を見ている人の中にサイクルジャージを着た男が一人いた。ドイツ人で4週間かけて北島と南島を回ってるということである。いいなあ。彼は今日は近くのマウント・ハット(Mt.Hutt)まで行くつもりということ。MTBで荷物を載せたトレーラーを牽いて、先に出発して行った。
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僕は橋を渡った先から河原に降りて、日陰に自転車を停める。靴下を脱いで川に足をつけるとひんやり冷たくて気持ちいい。気温はきっと30度を超えてるんだけど、川の水温は想像よりずっと低い。
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レーパンで泳ごうか迷ったけど、ちょっと冷たすぎるのでパス。日陰は涼しくて気持ちよかったので、そのままバックパックを枕にして30分くらい眠る。幸せなひととき。
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目が覚めたら大きく伸びをして、河原の砂利道を自転車を押して道に戻る。川に来る時に下ってきたように、今度は反対に上っていく。大した坂じゃないんだけど、寝起きなのでちときつい。上から見渡す景色は相変わらず広々として気持ち良い。
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上りきってしまえば今度は下り基調。ケイデンスを上げて気持ちよく走る。さっき河原にいた車が追い越す時にクラクションを鳴らして合図する。

ここで「そういえば」とふと思う。今朝出発したときに輪行袋と不要な荷物は最終目的地のクイーンズタウンに郵送してもらうためにブキャナン夫妻に渡してきた。で、今朝出発するときに僕のバックパックを持ったトレーバーさんがあまりに重過ぎると主張するので、ジーンズを郵送に含めてもらった。その時は短パンがあるからそれでいいや、と思ってそうしたのだけど、短パンも昨晩のパッキングの時に輪行袋に入れてしまってたことを思い出したのである。ということは…、

俺、一週間レーパンだけで生活か!?

これはまずい。日本なら買えばいいのだけど、この大自然の中ではこの先ズボンがちゃんと手に入るかなんて怪しく思える。昼間はいいけど、夕飯の時が厳しい。パブやレストランにレーパン…。夜中にうろうろしてたら勘違いされて通報されそうである。いかん、これはまずい。自分の準備のいい加減さを一瞬、悔いる。まずは今夜どうしようか、と考えながらペダルを回してたら、天の声が聞こえてきた。「レインウェアのズボンがあるじゃないか!」。助かった。あれならシックなチャコールグレーなので、ニュージーランド的お気楽世界では十分。ほっと一安心。

そんな馬鹿なことを考えているうちにメスベン(Methven)の町に到着。10分もあれば中心部を一周できる小さな町、というか村というか、そういうとこ。
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この宿泊先のB&B(Bed & Breakfast。日本だと民宿?)には仲の良さそうな2匹の黒猫がいる。部屋のドアを開けると一匹がゆっくり入ってきて、ひょいとベッドに飛び乗って、きっといつもそうしているように自然に横になった。
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シャワーを浴びてウェアを洗い、レインウェアを穿いて町の中心の交差点にあるパブへ向かう。カウンターで「Lamb Shamp」(スペルが間違ってる?分かる人いたら教えて!)とビールを注文する。LIVESTRONGのアームバンドをした店のお兄さんお勧めの『SPEIGHT'S』をでかい方のグラスで。
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ビールを持ってテラス席に向かうと、テーブルで一人でビールを飲んでるおっさんが声を掛けてくる。「こっちで一緒に飲もうぜ」
一瞬、誰かと思ったら、橋で会ったドイツ人サイクリストだった。あの時はジャージにサングラスだったから、全然分からなかった。マウント・ハットに行ったものの、そこは「本当に山があるだけで泊まるとこはなかった(笑)」ということでこちらに来たそうである。
名前はサイモン。彼は5年前にドイツから移ってきてオークランドで働いているそうである。ヤン・ウルリッヒから、ニュージーランドと母国での生活の違いや、レース(彼はドイツでもここでもアマチュアのロードレースに出ている)の話や、あの橋で飛び降りた女の子最高だったねとか話しているうちに、あっという間に2時間ほど経過して夜10時。ここではやっと日没の時間。明日は何時に出発するの、と聞かれて9時頃かな、と答える。サイモンは「なんたって休暇中だからね。俺は自然に起きた時間次第だよ」と笑う。
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ニュージーランドのパブでは「ジョッキで」というとこんな取っ手の付いたジョッキ一杯に入ったビールとグラスがもらえる。値段もお得なんだけど、儲けも少なくなるから都会ではあまりないそうである。もちろん僕は最初の一杯じゃたりないので、これで飲んだ。いいね。
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いろいろあったサイクリング初日もこれでおしまい。宿に帰ってベッドに入った瞬間に深い眠りに落ちていった。
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この記事に対するコメント

http://jump.sagasu.in/goto/bloog-ranking/でブログが紹介されていたので、見に来ました。またきま~す。ではでは(^^)ノシ
【2006/02/11 15:44】 URL | BATT #- [ 編集]


おぉ、やっと1日目が終わりましたね。僕のときより天気がよさそうで、うらやましいなぁ。ラカイアジョージの橋を渡ってから、坂を上りきるまでは、真っ白な霧の中でした。上りきったら、写真(倒した自転車が手前に映っているやつ)と同じように晴れてましたが、奥の谷には真っ白な綿が詰められているようでした。
続きを楽しみ楽しみにしています。
【2006/02/12 01:32】 URL | TORITORI #- [ 編集]


>TORITORIさん
そう、やっと1日終わった(笑)
天気は文句のつけようもない晴天でした。それで川の色もなおさら綺麗に見えたんでしょうね。でも、綿が詰められたような谷の景色っていうのも幻想的でよかったんじゃないでしょうか。見てみたいなあ。
【2006/02/12 09:26】 URL | ショーゴ #- [ 編集]


出会いってあるんですね~人間はどこに行っても一人じゃないってことですね。
【2006/02/13 08:56】 URL | ばっちゃん #- [ 編集]


>ばっちゃん
僕にとってはそれが旅の一番の醍醐味です。風景や出来事を忘れても、人は最後まで記憶に残る気がします。
【2006/02/13 20:11】 URL | ショーゴ #- [ 編集]

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